【理想と現実】ウクライナ東部の町ソレダル、ロシアが制圧か

T-14、Tu-95、Tu-160、MiG-29 時事放談
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ウクライナ東部の町「ソレダル」をめぐる報道が面白い。
結局のところ、ロシア軍(ワグネル)がウクライナ軍に勝ち、制圧したようだ。

高度な情報戦なのか、日本の報道には不可解なものもあった。
「ウクライナの攻撃に対して、ソレダルを守るロシア軍部隊がワグネルを大量投入して、守りを固めている」
と言うものだ。
海外の報道機関や共同通信は
「ロシア軍が、バフムトへの補給路を断つため、近郊のソレダルの町を、ワグネルの部隊を大量投入して、攻撃している」
と言うものだった。
要するに、日本の報道機関は、ソレダルは初めからロシア軍が占領していて、ウクライナ軍が攻撃していると言うミスリードを誘った報道だったのだ。
これが俗に言う高度な情報戦と言うものなのだろう。
しかし、日本の大本営発表でもなければ、ましてや国内でさえない、ウクライナの戦況について、まともな報道もできないのか、と思ってしまう。
日本の報道機関はどうかしているのだろう。
第二次世界大戦中は日本の大本営発表や報道規制もあっただろうが、現在のウクライナでそんな規制は考えられないのだが…。
ちなみに、イギリスの諜報機関などは、
「ソレダルの町はロシア軍が制圧した可能性が高い」
としていた。

アメリカのCNNは、ソレダルに駐留するウクライナ兵とコネがあるらしく、状況を報道してくれている。
このウクライナ兵は、
「ソレダルの町はもう持たない。
今日明日中に撤退することになるだろう。
ソレダルの町を、いまだに守っている意味が分からない。
どうせ、撤退するなら早い方が良い。
無駄死にするだけだ」
と答えていました。
さらに、後日、
「我々は、ウクライナ軍本部から見捨てられたようだ」
と答えていました。

ちなみに、ロシア側も混乱しているようだ。
正規のロシア軍と、民間軍事会社ワグネルの間で、権力闘争が起きてるようなのだ。
今回のソレダル攻略戦も、ほとんどがワグネルの功績のようだ。
ロシア軍とワグネルの間の権力闘争は、西側の情報戦の可能性もあるが、正規のロシア軍にも結果を出してもらいたいものだ。

ちなみにソレダルの町は、バフムト近郊の町として知られている。
取りあえずはロシアの本命はバフムトだ。
バフムトをウクライナが守り切れるかが、焦点だ。
ちなみにソレダルは、ソレダールと表記されることがある。
バフムトもバフムートと表記されることがある。
個人的にはバハムートと表記してはダメなのかどうか気になるw

追記。
ウクライナはアメリカから供与された高機動ロケット砲システム「ハイマース」で反撃しているようです。
この兵器は、長射程かつ精密誘導が可能な優れた兵器です。
ホンマに軍事支援は厄介やなあw

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