ネットで面白いのを見つけましたから、関連画像を探してみました。
東京大学・三鷹国際学生宿舎(通称:三鷹寮)にあると言われているトイレ・シャワーユニットです。
こちらのトイレ・シャワーユニットは東京大学・三鷹寮以外での目撃情報がないことから、東京大学特有のものであると推察されます。
日本の最高学府である東京大学の叡智の結晶と言われるトイレ・シャワーユニット(通称:ユニット)を拾い物画像で見ていきます。
(正しくは、最高学府とは大学全般のことを指し、東京大学に限定されるものではありません)
これが東京大学・三鷹寮でシャワー・トイレユニットとされているものだそうです。
限られたスペースを有効に使うために、ユニットバスからバス(風呂)を除いたような形をしています。
シャワーで体を洗う際は、洗面台を動かすことによって、トイレが湯に濡れるのを防ぐことができる優れものです。
さすが、東京大学。
東京大学の叡智の結晶と言われるだけの価値があります。
ちなみに三鷹寮はA棟からF棟まであるそうですが、こちらの可動式ユニットが設置されているのはC棟からF棟のみだそうです。
A棟とB棟のユニットがこちらになります。
どうやら、A棟とB棟を作った際は、可動させる必要すらないと言うことに気付いていたようですね。
さすが、東京大学。
トイレは体と一緒に洗っちゃえば良いですもんねw
しかし、C棟以降を建築する際は、何らかの妨害が入り可動式にせざるを得なかったんですかね?
まさか、これが学生運動と言うヤツか!?(違います)
ちなみに、トイレ・シャワーユニットをユニットと呼ぶのは、
「ユニットバスからバス(浴槽)を除いたようなものであるから」
だそうです。
ここまで、首都・東京の土地事情を考えてくれているとは、頭が下がります。
ちなみに、アジア圏の人が見たら、このトイレ・シャワーユニットはハンドシャワーだと思うでしょう。
(以下、アジア圏のトイレ文化について書きます)
(アジアのトイレ文化が合わない人は読み飛ばすことをお勧めします)
日本では温水洗浄便座(ウォシュレット、シャワートイレ)が幅を利かせてますが、アジア圏ではハンドシャワーが幅を利かせてます。
これは、元々は「トイレットペーパー派」か「手拭き派」かと言うところが影響してるようです。
日本はトイレットペーパーから温水洗浄便座に進化しました。
TOTOの社員がアメリカに行ったときに、ウォシュレットの元となるウォッシュエアシートなる商品を発見。
このウォッシュエアシートは痔の治療器具として発売されていたそうですが、湯温が安定しなかったり、商品としての完成度が低い商品でした。
そこでTOTOは類似商品を自社で開発することにし、さらに痔の治療用ではなく、
「おしりはウォシュレットで洗って当たり前」
と言う強気の営業姿勢に出ることによって、普及していきました。
ゲームチェンジに成功したのです。
ただ、ウォシュレットの開発は難航しました。
圧倒的に使用感に対するデータ、特に女性の使用感に対するデータが足りないのです。
そこで、社長に相談したところ、
「社運を賭けたビッグプロジェクト」
とのお墨付きを得て、女性も含めた全社員に対して、広くモニター協力をお願いし、発売にこぎつけました。
ちょっと脱線気味ではありますが、そんな感じで、日本はトイレットペーパーから温水洗浄便座に移行していきました。
一方、アジア圏では、トイレットペーパーではなく、濡れ手でお尻を拭く手拭き派の国が多くありました。
乾いた手でお尻を拭くと、手に臭いが付いたりして不快な思いをすることが多いです。
しかし、手を水で濡らした、濡れ手でお尻を拭くと、案外、手に臭いは残らないものです。
そんな感じで、アジア圏では濡れ手でお尻を拭く国がいっぱいありました。
そう言う国では、トイレに桶が用意されており、水をためて使ったりしてました。
と言うか、桶に限らず、(川の水が引っ張ってこられてるとか)どうにかこうにかして手を水で濡らせるようにしていました。
ちなみに、さすがに不衛生なので、ご飯を食べるのは右手、お尻を拭くのは左手、と言うように使い分けていたようです。
その手拭き文化から進化したのがハンドシャワーです。
元々は、ハンドシャワーで手を濡らして拭くところから始まりまったのだと思われます。
しかし、ハンドシャワーの場合は手を濡らすこと以外にも使えます。
温水洗浄便座のように、お尻に直接かけることもできます。
そのため、いろいろな使い方があるようです。
と言うか、そもそもトイレにハンドシャワーがなく、桶と水しかないトイレも多く残ってます。
また、温水洗浄便座のあるトイレと違い、ハンドシャワーはあるけどトイレットペーパーはないトイレもたくさんあります。
(元々が手拭き文化なんだから、当然と言えば当然ですが…)
このハンドシャワーもいろいろな種類があるのでしょうけど、知人の話では、握って水を出すタイプだと言ってました。
水の勢いも場所によって様々で、ちょろちょろしか出ないところもあれば、勢いよく出るところもあるそうです。
そう言うときは、握り方によって水量を調整するようです。
もちろんのこと温度は調整できず、水しか出ないそうです。
ただ、熱帯や亜熱帯の国も多く、水と言っても冷たいと言う感じではないようです。
ハンドシャワーはあるけどトイレットペーパーがないトイレも多いと書きましたが、洗浄力に関しては温水洗浄便座よりも信頼度が高いようです。
要するに、特にトイレットペーパーの必要性は感じられないと言うことです。
また、トイレや床は水でびしょびしょに濡らしても、気にしない感じです。
熱帯や亜熱帯の国が多いので、すぐに乾くそうです。
三鷹寮のユニットじゃないですが、トイレで体を洗う強者もいるようです。
ちなみに、僕も某温泉ホテルで似たようなのを見つけましたよ。
写真には写ってませんが、左手前にシャワー(洗い場)がありました。
最後に、三鷹寮は、夜はとってもエコだそうです。
ほなな