ワグネル創設者のプリゴジン氏所有の自家用ジェットが墜落。乗員乗客10人全員死亡。偉大なのはプーチンか?それともロシアか?

T-14、Tu-95、Tu-160、MiG-29 時事放談
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ロシアの首都モスクワからサンクトペテルブルグに向かっていた、プリゴジン氏所有の自家用ジェットが、現地時間8月23日午後6時すぎに墜落したそうです。
世界の航空機を追跡している「フライトレーダー24」によると、プリゴジン氏の自家用ジェットは現地時間午後6時11分(日本時間24日午前0時11分)に追跡不能となったそうだ。
プリゴジン氏の自家用ジェットには、エフゲニー・プリゴジン氏の他、プリゴジン氏の右腕であるドミトリー・ウトキン氏など乗客7名と、乗組員3名が搭乗していたとのこと。
また、報道によると、1発もしくは複数の対空ミサイルによって迎撃された可能性があるとのことです。

これは、無能プーチンの有能者斬りが始まったってことでしょうか?
正直な話、昨年のウクライナ侵攻から、プーチン氏の指導力にはかげりが見えています。
ウクライナ侵攻が下手すぎたのです。
侵攻初期ではロシア連邦保安局に任せっきりで、軍との連携がなっていませんでした。
プーチン大統領自身が連邦保安局出身だからと言っても、実行部隊である軍と連携が取れていないと話にならないでしょう。
また、軍事演習と言う名目で駆り出され、そのまま軍事侵攻につながったため、軍の方の準備もできていませんでした。
これは、NATO諸国をあざむくため、軍事演習と言うことにしていたのですが、作戦の秘密主義が徹底されすぎていて、現場では準備ができていませんでした。
そのため、ウクライナの地図すら持っていない部隊が道に迷ったり、兵站へいたん(補給・輸送・管理などの後方支援全般)に大きな問題が生じました。
連邦保安局の仕事の中には、軍の監視業務もあったのでしょうが、侵攻作戦の立案や、具体的な指揮は、軍に任せるべきだったでしょう。
いずれにしろ、下手くそは責任を取るべきです。
そのような中で、プリゴジン氏率いるワグネルらが起こしたバフムトの制圧には大きな意味がありました。
(ウクライナはバフムトが制圧されたとは認めていない)

このようなロシアの侵攻作戦ですが、皮肉な話、ウクライナの反攻が始まってからは調子よく感じてきました。
ウクライナの反攻が始まってからは、西側戦闘車の撃破など戦場においても活躍しました。
ウクライナの反攻が始まる前は、
「僕の考えた最強のウクライナ軍とそのビクトリーロード」
みたいな週刊誌的なネット記事が配信されたりしました。
そのような記事に対しては、
「この記事を見るとロシア軍はやられるしか能がない無能なように見えますが、本当にそのようにうまくいくとお思いですか?」
とコメントしたものです。
変な話、今はロシア軍が調子いいです。
そして、プーチン大統領もやっとやる気になりつつあるようです。
ウクライナ産穀物の輸出合意からの撤退、都心部へのミサイル攻撃など、やる気の改善が見られます。

しかし、プーチン大統領ももうとしです。
侵攻開始直後から、ウクライナの反攻開始まではパッとしないことも多く、能力に疑問が出る場面が多々ありました。
そんな中でのワグネル創設者プリゴジン氏の死は痛すぎました。
プーチン大統領が今後もうまくロシアを指導していけるかは微妙な気がします。
近年では、ゴルバチョフ、エリツィンと無能を生み出してきたロシア。
プーチン大統領が彼らの仲間入りをする可能性は充分あります。
偉大なのはプーチンではなくロシアなのです。
ロシアの今後に期待しています。

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