北方領土についての個人的な見解など

T-14、Tu-95、Tu-160、MiG-29 時事放談
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ソ連は第二次世界大戦中に日ソ不可侵条約を破り、北方領土に侵攻してきた。
ソ連の侵攻は終戦後も続いた。
ソ連(ロシア)は北方領土を不法占拠している。
と言う意見があります。
このあたりについて、僕の意見を書きたいと思います。

結論から言うと、北方領土については、僕はロシアに寛容的です。
なぜなら、日本は第二次世界大戦の結果、無条件降伏し、ポツダム宣言を受け入れたからです。
僕は無条件降伏と言う部分を重く見ています。
第二次世界大戦の終戦は、日本では、1945年8月15日に昭和天皇がNHKのラジオ放送で宣言しました。
玉音放送と言うそうです。
玉音放送で調べてみると、終戦については
「帝国政府に、アメリカ・イギリス・中国・ソ連の4国に対して、それらの共同宣言(ポツダム宣言)を受諾することを通告させた」
と言っています。
と言うか、逆にこれしか言っていませんw
他に何を言っているのかと言うと、「国の復興」や、「今後訪れる苦難の道」、「同盟諸国に対する遺憾の意」ぐらいしか言ってません。
戦後の日本のことや、同盟諸国について言ってるのですね。
原爆(核)については、
「敵国は新たに残虐な爆弾(原子爆弾)を使い、むやみに罪のない人々を殺傷し、その悲惨な被害が及ぶ範囲はまったく計り知れないまでに至っている」
と言ってます。

要するに、8月15日、玉音放送では、終戦について、
「ポツダム宣言を受諾することを日本政府に伝えさせた」
と言っているだけです。

一方、海外で採用されてる終戦日と言うのが1945年9月2日です。
この日は、日本が正式にポツダム宣言を受諾した日、と言うことです。
そのため、僕は9月2日まではソ連軍の侵攻は第二次世界大戦の範疇はんちゅうであると考えています。
また、
「ソ連は日ソ不可侵条約を破って侵攻してきた」
と言う意見があります。
それはそれで正しいと思いますが、ソ連が侵攻してきた背景には、

  • アメリカが沖縄本土決戦の壮絶さにビビッて、ソ連に侵攻を促したこと(アメリカが仲間を求めていた)
  • ソ連が原爆の威力をの当たりにして、急がないと戦後の分け前の分配に間に合わない、と悟ったこと
  • ドイツ戦が終わったこと

などがあり、みんなの大好きなアメリカ様が一枚かんでるのもポイントです。

まあ、「北方領土については無条件降伏したのだから、仕方がないよね」と言うのが僕の考えです。

ただ、その後、日ソ共同宣言と言うのがありまして、「平和条約締結後に北方四島のうち歯舞群島と色丹島を日本に引き渡す」としています。
しかし、日本とロシアの間にはいまだに平和条約が締結されていない状況です。
しかし、この件については、日本がロシアの希望をかなえれば、平和条約は締結され、2島は返ってくると考えています。
しかし、ここでロシアの言う平和条約と言うのは、日本の考える平和条約とは大きく違うとも思っています。
おそらく、ロシアは、日ロ安全保障条約や日ロ地位協定のようなものを平和条約だと言っているんだと思います。
日本はアメリカと日米安全保障条約を結んでおり、沖縄にはアメリカ軍基地があります。
北方領土にもロシア軍の基地がありますが、この基地は北方領土を日本に返還する意思がないから作られたものではなく、むしろ返還する意思があるから作られたものだと考えています。
ロシアはアメリカと対等の立場を要求しており、北方領土にロシア軍基地を残したうえで、日ロ安全保障条約を締結し、北方領土を返そうとしていると考えています。
ネット上で、
「ロシアが日本の味方だったことはない。常に敵だ」
などと言う意見を見ましたが、そのようなことを言っている状態では北方領土は返ってこず、アメリカとロシアを対等に扱い、対等な板挟み状態におちいらないと、北方領土は帰ってこないのだと思っています。

あと、竹島については、あれは韓国が完全に不法占拠していると考えています。
アメリカから返還された日に海上封鎖・上陸するか、韓国にヘリポートが作られたときにでも
「Thank you for building a heliport, HAHAHA」
とでも言って、ヘリで上陸するべきだったと思います。

では…

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