2024年は、アメリカが旧ソ連やイスラムのテリトリーに、勝手に手を突っ込んでかき回したことの代償を感じさせた1年でした。
ロシアだけでなく、西側諸国や日本でも物価高による景気の後退、政権与党の弱体化、あるいは政権交代が実現し、政治体制が変化した1年でした。
ウクライナではロシア軍が2024年の1年間で、ちょうど京都府1つ分ぐらい支配地域を広げることに成功。
これを広いと見るか、狭いと見るかは人それぞれ、判断が違ってくることでしょう。
ただ、2025年の年頭には、ポクロフスクを筆頭にチャシフヤールやクピャンスクなどの要衝が焦点になることから、年明け早々は侵攻ペースは落ちるでしょう。
2024年8月6日、負け続きのウクライナ軍は、ロシアのクルスク州に越境攻撃(逆侵略)すると言う起死回生の策に出ました。
しかし、ロシアが侵攻されたことにより、ロシアの同盟国に返り咲いた北朝鮮にさらなる飛躍のチャンスが到来。
北朝鮮はロシア防衛のため、クルスク州に派兵することにしました。
これまでも、武器弾薬の製造などでロシアを支えてきたましたが、クルスク派兵は同盟国としてさらなる高みの協力になります。
そして、北朝鮮は、世界とロシアに対して、
「北朝鮮はロシアの同盟国である」
とアピールすることに成功しました。
北朝鮮は旧ソ連が崩壊した後は、同盟国不足に悩んでいましたが、今回のロシアとウクライナNATO軍の戦争により、ロシアと再び同盟を結び、さらに同盟をアピールするチャンスに恵まれました。
北朝鮮は古く良き同盟国が返ってきたことを喜んでいるでしょう。
2024年は、北朝鮮にとって、かなりおいしい1年だったと思います。
パレスチナではイスラエルがやりたい放題、侵略しています。
かつての十字軍はエルサレムを占領できませんでしたが、現在のイスラエルは、エルサレムの守備を盤石にすべく、イスラムへの侵略を加速させています。
その結果、アサド大統領が早々に亡命したシリアは滅び、今後どうなるのか分かりません。
パレスチナを中心としたイスラムがどうなるのか、気になるところです。