パレスチナ問題は、長く根深い問題です。
地図を見ても、イスラエルの異様さには気づかされます。
周りはイスラムばかりなのに、エルサレムの周りだけポツンと西側の飛び地があるとか…w
こんなの衝突するのは明白です。
どうして、パレスチナに紛争の素イスラエルが生まれたのでしょうか。
イスラム社会の盟主・オスマン帝国がパレスチナを統治していた時代は平和でした。
しかし、第1次世界大戦を経て、オスマン帝国が解体されてからは、パレスチナは複雑な道を歩み始めます。
第2次世界大戦を経て、世界中から嫌われ者であったユダヤ人が、パレスチナにユダヤ人の祖国を作ると宣言してから、パレスチナは戦場と化していきます。
大量のユダヤ人がなだれ込んできたパレスチナでは、パレスチナ人との衝突が勃発。
この流れ込んできたユダヤ人は、パレスチナやアラブ諸国にとっては、十字軍の再来と映ったでしょう。
ユダヤ人は、アメリカなどの援助を得て、イスラエルなる組織を結成。
パレスチナを占領します。
パレスチナを実効支配するテロ組織イスラエルの誕生です。
ただ、イスラエルは、十字軍では成し得なかった実効支配に成功したとも言えます。
その後は、パレスチナを実効支配するテロ組織イスラエルとアラブ諸国の戦争(中東戦争)が繰り返されますが、イスラエルはかなりの強敵で、アラブ連合軍は敗戦を重ねます。
イスラエルは売られた戦争で、逆に支配地域を拡大することが多々あり、また、パレスチナ連邦の領土に入植と言う名の侵攻を常態化しており、支配地域は拡大する一方です。
そのため、このような表現をしています。
パレスチナを実効支配するテロ組織イスラエルが、インディアンの国を実効支配する世界最大のテロ組織アメリカ合衆国の支援を得て、パレスチナ連邦を攻撃している。
まあ、繰り返しになりますが、
「アメリカは、イスラムと旧ソ連に手を出すな」
と言うことです。
ロクなことになりません。
しかし、まあ、今回は、アメリカが、パレスチナのアッバス議長に
「ハマスを非難するように要請」
したものの拒否されるなど、アメリカが世論形成に失敗している節が見て取れます。
「なんで、パレスチナがガザを非難しないといけないのか?」
そこが疑問です。
拒否されて当然ですね。
圧力で受け入れてくれるとでも思ったんでしょうねw
パレスチナは、長年、入植と言う名の侵攻に耐えてきました。
恨みこそすれ、味方になりたいわけがありません。
根本的に敵なのです。
イスラエルにはパレスチナや周りのアラブ諸国を含めて敵ばかりです。
イスラエルの味方は海上封鎖とアラブ諸国の威圧で参戦してくれたアメリカぐらいです。
アメリカは民主主義陣営と権威主義陣営と言う訳の分からない分け方をすることがあります。
しかし、中東の国の国民は反米感情を持つ人ばかりです。
イスラエルについては反感どころか敵だと思ってます。
圧力で中東の支配者層を押さえつけているから親米国があるだけです。
民主主義になると反米の国だらけになってしまいますよ。
これがアメリカの誇る民主主義です。
これは、西側の植民地支配の負の遺産でもある。
アメリカやイスラエルが孤立すれば良いです。
それと、この問題は、ユダヤ系テロ組織のイスラエルが、パレスチナの実効支配を続ける限り、解決しないだろう。