ウクライナを舞台にしたロシアとNATOの戦争、今後を左右する決戦が近づく

T-14、Tu-95、Tu-160、MiG-29 時事放談
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2022年2月24日、ロシア軍は、ウクライナへの侵攻を開始しました。
ロシアの連邦保安局からウクライナ国内の情勢報告を受けたプーチン大統領が、侵攻を命じました。
しかし、連邦保安局とプーチン大統領は、ウクライナを完全にめており、訓練と称されて駆り出された軍も侵攻の準備はできておらず、ロシアが思い描いた短期決戦とはなりませんでした。
短期決戦とならなかったことから、アメリカを代表する西側諸国からの支援がウクライナに集まり、ますます長期戦の様相を呈してきました。
2023年1月11日、ロシア軍・制服組のトップ「ワレリー・ゲラシモフ参謀総長」が、ウクライナ侵攻の最高司令官に任命されました。
侵攻開始から10ヶ月半がたち、ようやく軍のトップが侵攻の指揮を執ることになり、全軍を挙げて侵攻する体制が整いました。
初めから、連邦保安局だけでなく、軍制服組のトップも、作戦の立案や指揮に参画すべきだったのです。
2023年1月25日には、ドイツ政府はウクライナに自国製戦車「レオパルト2」を供与すると発表しました。
ロシア軍の体制が整いつつある中、ウクライナへの支援を強化する作戦でしょうか?

ロシアとウクライナ(NATO)の体制が整いつつあるようですが、私は最終的にはロシアが勝つのではないかと考えています。
それは、この戦争はロシアがあきらめない限り、終わらないからです。
この戦争は「ウクライナが終わった」と言っても終わらず、「ロシアが終わった」と言ったときに終わることができます。
「民主主義と権威主義の戦い」などと言われてますが、「アメリカによる一極支配と、多極社会の戦い」でもあります。
多極化を推進するロシア、中国、イスラムなどはアメリカに迎合げいごうすることはなく、アメリカの敗北を望んでいるでしょう。
また、神(宗教)による支配が一般的なイスラムでは、民主主義との相性が悪すぎます。
選挙と言うものが神を選ぶ行為になりえるからです。
宗教的には、神が人間を選ぶのであって、人間が神を選ぶのはおかしいでしょう。
イスラム社会では過激派が猛威を振るうこともありますが、神への信仰からきているのであって、現地ではある程度、受け入れられてる可能性もあります。
何事も決めつけはいけません。

しかし、アメリカの一極支配は、最友好国のヨーロッパから崩れる可能性があります。
それは、昨年9月26日に発覚したノルドストリーム爆破事件がアメリカの仕業であることが判明してきたからです。
これは世界的にスクープ記事を連発しており、ピューリッツァー賞も受賞している、アメリカの著名な記者「シーモア・ハーシュ」氏が暴露記事を発表したことにより、真実味が増してきました。
ノルドストリームはロシアとドイツの間を結ぶ海底パイプラインであり、ドイツにとっても重要な資産です。
その資産を爆破したとあっては、「ドイツへの攻撃」とみなしても良いでしょう。
NATOでアメリカを叩くべき事態です。
ただでさえ、ドイツや他のヨーロッパ諸国は、アメリカの要請に従って、いやいやウクライナを支援している節があります。
ヨーロッパ諸国だって、ロシアから安く天然ガスや原油を安定的に輸入したいのです。
と言うか、万年、不景気に苦しむ日本だって、景気浮揚のためにロシアから安く輸入すべきだったでしょう。
日本経済は全治3年と言われてるそうですが、余命3年と言ってる人もいます。
早く日本経済をゾンビ状態から普通の人間に戻して欲しいぐらいです。
報道によると、潜水艦による海底からの爆破や、空軍による爆弾の投下などの案が出ましたが、
「何をするにせよ、秘密は守らなければならない
これは子供の遊びじゃないんだ」
と、バレない方法を検討することになったそうです。
それは前述のとおり、ロシアのみならず、同盟国のドイツに対しても宣戦布告に他ならないからです。
結局、アメリカ海軍のダイバーがC4爆弾を取り付けることになったそうです。
しかし、繰り返し爆薬取り付けの訓練ばかりさせられるなか、優柔不断のバイデンがなかなか実行の指示が出さず、頭に来ていたそうです。
そんな中、遠隔操作で起爆する方法をバイデンから要求され、さらにノルウェイ海軍のP8偵察機が上空からソノブイを投下。
ソノブイが発する信号から起爆するようにし、遠隔操作により爆破が可能になったそうです。
その方法で、2022年9月26日、アメリカ海軍のダイバーが取り付けたC4爆弾により、計4本あるノルドストリームのうちの3本が爆破される事件が発生しました。
また、ロシアがウクライナに侵攻する3週間前となる2022年2月7日、アメリカのバイデン大統領はドイツのショルツ首相との記者会見で、
「ロシアが侵攻すればノルドストリーム2はない。
我々が、それを終わらせる」
と発言。
記者から、
「どうやって終わらせるのか?」
聞かれた際に、
「約束しよう。
我々にはそれができるのだ」
と発言したそうです。
バイデン大統領は、かねてから失言癖しつげんへきがあると言われていたり、痴呆症ちほうしょう(ボケ)だと言われてます。
しかし、この発言は、自ら爆破予告をしたようなものであり、関係者は大いに失望したそうです。

ヨーロッパではドイツに限らず、景気減速に苦しんでいます。
それに比べ、アメリカは、ロシアに代わり、高くエネルギーを輸出するようになり、日銭を稼いでいます。
ヨーロッパの不信感は増すばかりでしょう。
これもアメリカ一極支配の弊害へいがいなのです。

まあ、いずれにしろ、今回の戦争は最後まであきらめなかった方が勝つと思いますが、西側諸国の結束がいつまで続くがポイントだと思います。
最終的にはロシアが勝つでしょう。

では…

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