強気な姿勢を見せていたアメリカ、密かに幕引きのタイミングをうかがう

T-14、Tu-95、Tu-160、MiG-29 時事放談

ロシアによるウクライナへの侵攻で、最近はアメリカ等がウクライナへの武器支援を活発化させています。
一度、ウクライナ軍にわたった武器は、追跡不能で、武器の一部は闇市場ブラックマーケットに回っているそうです。
旧ソ連が解体した時も、新たにウクライナ軍となった部隊から、武器は闇市場に出回ったそうです。
歴史は繰り返されるってヤツでしょうか?
アメリカのバイデン大統領の態度も変わってきたようです。
3月26日、ポーランドの首都ワルシャワにて
「神に誓って、この男を権力の座に居座らさせてはならない」
とロシアのプーチン大統領の失脚を目指すかのようなことをバイデン大統領が言ったそうです。
それが5月31日にニューヨーク・タイムズにバイデン大統領が寄稿した記事によると、
「この戦争は外交によってのみ決定的に終結する。
 我々が、ウクライナに大量の武器と弾薬を迅速に送ったのは、
 ウクライナが交渉の席で可能な限り強い立場に立てるようにするためだ。
 プーチン氏の失脚は望んでいない」
と、戦争の勝利を目指していたはずが、あたかも、
「初めから外交的解決を目指していましたよ」
と言わんばかりの路線変更。
さらに、プーチン大統領の体制維持にまで言及してしまいました。
まあ、これには、3月26日の演説の同日中にロシアのペスコフ大統領報道官が、
「バイデンが決めることではない。ロシアの大統領はロシア人によって選ばれる」
と民主主義とは何かを問いましたから、それに反論できなかったと言うのもあるんでしょう。
しかし、見事にウクライナはアメリカにハシゴを外されてしまいましたね。
昨年8月31日にアフガニスタンから撤退したアメリカ軍。
アメリカの軍産複合体が新たな儲け先を求めてウクライナにやって来ましたが、幕引きのタイミングをうかがっているようです。

時事放談
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